【イスラエル観光4】塩分濃度は海水の10倍?死海で浮いてみよう!
これまでイスラエルのリゾート「Eilat」、テルアビブとエルサレムのマーケット、そして「嘆きの壁」と紹介してきましたが、今回は「死海(Dead sea)」についてです!
塩分濃度が高く、どんなに水泳が苦手な人でもぷかぷか〜と浮けることは多くの方がご存知だと思いますが、地球上で最も低い場所としても有名な死海に1泊で行ってきました。
泥パックをして楽しむ人々の奥では塩の採掘が行われている
死海とは?
死海は、中東にある塩湖。西側にイスラエル、東側をヨルダンに接する。湖面の海抜はマイナス430mと、地表で最も低い場所である。歴史的に様々な名前で呼ばれたが、現在の英語名(Dead Sea)はアラビア語名に由来する。
湖面の面積は約600平方キロメートル。1960年代の約1000平方キロメートルから大幅に縮小した。
とあるように、死海は大きな湖なんです。
深さはなんと400mあります。
そして通常海の塩分濃度は3%ですが、死海はその10倍の30%が塩!
海水でも口に入ると結構しょっぱいですが、その10倍と考えると、、、 しょっぱいを通り越してもうなんというか、体に悪そうです。(実際のところ、苦味が強かったです。)
この非常に高濃度な塩分が生物の生息には不向きな環境であるため、魚類などの生物の確認はされおらず、死海という名称の由来もここにあるそう。
死海の塩はどうやってできたの?
湖なのになんでこんなに塩があるのか?と疑問に思いますが、元々、死海とその周辺は海だったと予測されいています。
その後に起こった海底隆起によって、今の形になったわけです。
また、イスラエルを含む中東の気候は極めて乾燥しやすく、夏は火傷しそうなくらい高温になります。そんな中、湖水の蒸発が水分供給を上回ることで塩分濃度が増し、今の30%にまでなったのだそう。
じゃあこのまま蒸発し続けたら水がなくなんじゃ、、!
とも思いますが、その辺は何かしらの対策があるという話です。こんな世界規模で見てもめずらしい場所をなくすわけにはいきませんよね!!
死海に行ったらなにをすればいい?
まず死海へ行くには、バスで砂漠地帯をひたすら走り、1〜2時間程度で到着です。
途中までは家なども見えますが、死海が近づいて来ると完全に砂漠です。
道なりに「海抜◯◯メートル」のような目印があり、だんだんと気分も高まります。ちょっとした写真スポットなんかもあって、壮大な砂漠を背景に思い出の写真が撮れます。
後ろに写っているのが死海
到着後やることといえば、死海で浮く。これ一択ではないでしょうか。
話では聞いていても、やはり実践してみたいですよね。
私もホテルに着くなり水着に着替えてビーチに一直線でした。(冬の時期で割と寒かったですがそこは寒さ<好奇心)
本当に浮いたときはちょっと感動ものです。
また、ビーチでは泥パックを楽しむこともできます。死海のビーチは砂ではなく泥なので、顔や体に塗るとお肌すべすべ美容効果が期待できます。
「Laline」や「Body Shop」など、死海の成分を使用した泥パックやバスソルト、スクラブなどは日本でも有名ですが、それが思う存分できてしまいます。関節痛にも良いらしいです。
魅力のたくさんある死海ですが、入る際にはいくつか注意点があります。
注意点
- 足元は天然の塩がごろごろあるので、脱げないサンダルやシューズがある方が◎
- 死海の水は絶対に飲まない(口に入ってしまってもすぐに出しましょう)
- 静かに浮く以外にはしゃいだり水をかけあったりしない
- 入水前2週間はシェービングをしない
- 擦り傷など体に傷がある場合は入水しない
など、特別な場所だからこそ、気をつけなければならないことはきちんと守りましょう。
死海の水が目などに入るととても危険です!
(個人差はありますが長時間入っているとお尻のピーなどが痛くなってきます)
死海は小さなリゾート地
死海は湖に沿ってホテルが立ち並ぶリゾート地です。
少し足を伸ばしたら街やマーケットがあるようなところとは違いますが、死海で心を無にして浮いてみたり、ホテルでのプールやスパを楽しんだり、のんびりと過ごしたい方にはおすすめリゾートです。
私が泊まったホテルにはありがたいことに屋内の温水プールがあり、死海の水が使用されていたので、日焼けしたくない場合や天候が良くない場合などでも十分水に浮く体験ができました。
また、Fantasy Islandというショッピングセンターもあり、食事や気分転換したいときなどに行くのもいいと思います。ここでのお買い物は免税になります!イスラエルの税金17%を考えると、だいぶお得です。
同じくリゾート地のEilatも免税だったことを考えると、休暇で気が緩む人々の気持ちをよくわかっているなあと感心です笑
実際に行ったまとめ
今回は1泊で死海に行ってきましたが、世界で最も低い場所という稀少さと、見渡す限りに広がる砂漠地帯の中に広がる巨大な塩湖はまさにオアシスのようでした。貴重な体験ができるので、必ず記憶に残るものになると思います。
イスラエルもしくはヨルダンに行く際にはぜひ足を運んでみて欲しいです!