fujiko no blog

フリーネイリストの日々の記録。日本・イスラエル・オーストラリア

【イスラエル観光5】食料自足率90%以上!現地で食べたいイスラエルフードと食文化

 

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イスラエルフードって日本ではあまり馴染みがないですよね、、

地中海料理?中東料理?と全くの無知な状態の私でしたが、現地に行ってみると一度は食べてみたい料理がたくさんあります。

 

 

 

 

今回は調味料として使えるものからスイーツまでいろいろとイスラエル人のお友達から教えてもらいましたので、イスラエルの食文化とともにご紹介したいと思います!

 

 

 

 

 

イスラエルの主な食とは?

 

 

昔からイスラエルでは主食といえばパン、穀物、豆類でした。野菜は少量ながらも重要な食材だったそうですが、水不足などの悪条件を長年にわたり改良し乗り越えた今では食料自足率がなんと93%となり、マーケットなどには新鮮なフルーツや野菜が立ち並んでいます。また、古代から春夏の季節にはヤギと羊の乳を飲み、バターやチーズを食べたと言われています。

 

 

 

 

食事規定”コーシャ”について

 

ユダヤ教の人々が多く住むイスラエルでは、コーシャ(Kosher)と呼ばれる食事規定があります。
ここでは食べてよいもの食べていけないもの、一緒に食べてはいけない食物の組み合わせ、動物の屠り方、調理法などに関する規定がこと細かに定められており、ユダヤ人たちは現代でも厳格にこの規定を守っています。

 

 

例えば、動物の中で食べてもいいのは、ひづめが完全に2つに割れていて反芻する動物で、牛や羊といった動物は食べてもいいのですが、豚、猪、ウサギ、ラクダなどは食べられません。

魚は、ヒレとウロコのある魚だけ食べてよいことになっています。その稚魚や卵も食べられます。 ですから、イクラはOKですが、チョウザメの卵であるキャビアは食べられません。 また、魚類以外の水生動物、エビ、タコ、牡蠣、貝類、イカなども食べてはいけません。

 

などといった規定がいくつか定められており、ユダヤ教に属した人はこれを守った食事をしています。

 

また、乳製品と肉が一緒に食されることも禁止されていますので、私が好きなチーズバーガーは食べられません、、、
ホテルのブッフェなんかも夜は乳製品なし、朝は肉なし、などとしっかりと分かれていました。

 

 

 

このコーシャですが、レストランを経営したい人にとってはコーシャのライセンスがあるかないかで出すメニューや客層が大きく変わってきます。

 

なぜかというと、今やイスラエルの人口の大半を占める世俗派の人々はコーシャであろうがなかろうが特に気にはしませんが、信仰の深い人々は認可のお店にしか足を運びません。コーシャの認可でなければチーズバーガーも食べることができるのです。
おそらくテルアビブでお店を出す場合にはさほど重要ではないかもしれませんが、エルサレムでは認可でないと客層がかなり限られてくるでしょう。

 

イスラエルでレストランを選ぶときはコーシャであるかどうかをひとつの基準としてもいいかもしれません。

 

 

 

 

 

イスラエルフード

 

上記で説明した食文化をふまえた上で、イスラエルの食べ物を紹介します!

 

 

タヒニ【Tahini】

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タヒニとは、生のゴマをペースト状にしたものです。
メインディッシュやサラダにかけたり、野菜をディップしたりと万能ドレッシング。

日本にあるごまドレッシングよりこってりとしていて、練りゴマに近いような食感です。

 

また、ゴマにはミネラルやカルシウム、鉄、タンパク質、、等々、体にいい成分がたくさん含まれています。ごまの殻をすり潰しペーストにしているタヒニはそれらの栄養素を体に取り入れやすいこともあり、人気の美容フードにもなっています。

 

 

 

 

フムス【Hummus】

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フムスは、ひよこ豆、ごま、レモン汁、ニンニク、オリーブオイルをペースト状にしたものです。

 

こちらも基本的にはパンや野菜などをディップして食べます。
写真のお店ではフムスで壁を作った中にマッシュルーム(もしくはラム肉)、タヒニ、緑色のは、、、忘れました、、すみません。 これをピタパンやトマト、オニオンなどの野菜につけて食べました。

 

フムスとはアラビア語で「ひよこ豆」を意味し、宗教上の理由から豚肉を食べることを禁止されていたり、菜食者の多い中東地域での貴重なたんぱく源だったとされています。

今では欧米などでも非常に人気のディップソースです。

 

 

 

 

シャワルマ【Shawarma】

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シャワルマは、ケバブのような感じでラム肉とトマト、レタスなどの野菜を一緒にしたイスラエルで定番のファストフードです。安価で結構ボリューミーなので一つでお腹いっぱいです。

マクドナルドみたいに子供たちがワイワイ集まって食べていました。

 

ちなみにイスラエルのマックは高い&美味しくないから行くなと言われました、、
でもやっぱり試したくて行きましたが、私も同意見です笑 行かなくていい!笑

 

 

 

 

ファラッフェル【Falafel】

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ファラッフェルとは、すり潰したひよこ豆やそら豆に、パセリ、コリアンダーなどの様々な香辛料を混ぜてフライにしたものです。動物性の食品が使われていない且つ食べごたえもあるので、ヴィーガンベジタリアンの人たちにもとても人気があります。
写真のようにピタパンなどに野菜とともに挟んで、タヒニやフムスをかけて食べることが多いよう。

国によって、ひよこ豆だけだったり、豆の分量が違ったり、作り方があるそうです。

 

私の人生初ファラッフェルはオーストラリアで食べたものでしたが、現地のファラッフェルの方が断然美味しかったです!

 

 

 

 

ジャハヌン【Jachnonn】

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ジャハヌンはシャバットの日の朝(土曜日の朝)に食べるイエメン料理のクラシックな朝食。

イスラエルでは平日が日曜から木曜で、金曜から土曜が週末になります。
金曜日の日没から土曜にかけてをシャバットと言い、国民の安息日とし、お店やレストランも閉まり街は静かになります。そこで、金曜日のよるに小麦粉とバターを練って生地を作り、一晩オーブンで焼き上げたジャハヌンを翌日に朝に食べるというのが伝統的な朝食となっています。

 

添えてあるのはフレッシュなトマトと味のついた卵。
生地が少し甘味があるのであっさりトマトがよく合います。

 

 

 

シャクシュカ【Shakshouka】

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シャクシュカは自宅でも簡単に作れて美味しい私の大好きな料理の一つです!

ニンニクや玉ねぎ、人参などをオリーブオイルで炒め、トマトソースと水、クミン、モッツァレラチーズを入れて煮込んだら、卵を割り入れ、お好みでコリアンダーやバジルをかけたら完成です。

 

基本はパンにつけて食べますが、ちょっとお水を足してスープがわりにしてもいいと思います。
現地のはちょっとスパイスがきいていてピリ辛です。

 

発祥はチュニジアですが、イスラエルでも定番の朝食となっています。

 

 

 

 

〜デザート編〜

 

カナッフェ【Kanafe】

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ローカルなデザート、カナッフェです。注文をするとその場で、火にかけて焼いてくれます。

 

バター、小麦粉、チーズで作った生地に、ピスタチオとシロップをかけた甘々スイーツ。
ジェラートなどのトッピングもできます!

甘いけどどこか香ばしく、歩き疲れて少し休憩なんて時にはちょうど良いスイーツです。

 

 

 

ハルヴァ【Halva】

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今回の滞在では食べれなかったんですが、シュワ〜っと溶けるような食感がクセになる中東を代表とするスイーツです。

 

エルサレムのマーケットでの記事にも紹介していますが、穀物やごま、果物などに油脂と砂糖を混ぜて作られています。コーヒーや紅茶とよく合います。

日本ではあまり食べられていないスイーツなので、お土産にも喜ばれそうですね!

 

 

 

 

 

 

 

さて、今回は私が知っている限りのイスラエルフードについてご紹介しました。
写真を撮っていなかったものは素敵なお写真をお借りしました。

 

食文化が異なるイスラエルと日本なので、新しい食べ物や味に出会えるのはとてもとても楽しいです。また日本食イスラエルでも人気があるので、美味しい日本食もたくさん伝わってくれたらいいな〜と思います!